Schedule

山中透と愉快な仲間たち企画担当のシンヤBです。ジャズピアニストの古谷淳さんをお迎えした「Air Vessel Mark II」のシーズンが終了し、新たなフェーズに入ります。このフェーズでは、音楽と言葉、身体表現が交錯する、より実験的で開かれたパフォーマンスを展開していきます。劇作家でパフォーマーの江本純子さんをお招きし、これまでとは一味違う新しい展開をお届けします。

もちろん、音楽パフォーマンスも健在です。さらに、江本純子さんを招いた新しいコンテンツも鋭意制作中ですので、ぜひご期待ください!

また、今回のプロジェクト名は、原点回帰として「Air Vessel」以前に使っていた「まだ名前はない」を再び使用します。まだ名前のない自由な表現空間で、音楽、演劇、ノイズアート、映像といったジャンルを横断したコラボレーションをお楽しみください。シンヤBセレクトの日本ワインもございます。


2025年7月6日(日)

出演:
山中透(音楽)
江本純子(パフォーマンス)
Bucci(トランペット)
シンヤB(ノイズ)

開場18:00 開演18:30
予約3,000円 当日3,500円 学生2,000円 (別途ドリンク)

【プロフィール】
山中透 / Toru Yamanaka
作曲家、レコーディング・エンジニア、プロデューサー、DJ。学生時代、京都を中心に実験音楽系のフィールドで活動し、マルチ・メディア・パフォーマンス・グループ「dumb type」の立ち上げに参加。創世記のメンバーとして、音楽と音響を担当。いまも続く伝説的なドラッグクイーン・イベント「Diamonds Are Forever」のDJ、主催者で、様々な分野の人々と積極的にコラボレーションを行っている。近年は、アジアを代表する演出家オン・ケンセンのカンパニー、シアターワークスの音楽監督を務めつつ、BuBu、Monochrome Circus、じゅんじゅんScience、MuDAらの音楽を担当。自身の作品として、CD+DVDアルバム「flo+out(2007年)」、舞台音楽のリミックス作品集「Sextant(2012年)」「 music for performances volume 1:HAIGAFURU/Ash is falling(2016年)」「music for performances volume 1:Lemming/∞/ENDLESS(2016年)」がある。

江本純子 / Junko Emoto
劇作家・映画監督・パフォーマー。2000年、劇団「毛皮族」を創立。2008年〜2013年、2019年〜2021年の計9年間、セゾン文化財団のフェローに選出され、革新性に富んだ演劇スタイルを追究。小豆島での野外演劇から乃木坂46の商業舞台まで、多様で豊富な演劇実績をもつ。
2016年、半自伝的小説を原作に製作された映画『過激派オペラ』で初監督。自主映画の制作に取り組み、完成・公開まで約5年をかけた第二回監督作品『愛の茶番』が各地で上映された。
2025年、自身のレズビアンとしての身体とアイデンティティを媒体とした新作演劇『真夜中に寂しくなったときに観たい演劇』を制作。敬愛する山中透が音楽を担当し、東京・新宿にてプレミア上演を果たす。

Bucci
トランペット演奏者、作曲家。18歳で新宿ピットイン等ジャズクラブにて渡辺文雄、紙上理等のグループに参加しながらジャズの奏法を学び、河東伸夫に師事する。20歳頃より自己のグループを結成し、オリジナル楽曲中心にライブ活動をしながら、タレント、CM 等のスタジオワークを始める。1995年頃よりDJ 等との交流からテクノ、音響系ユニット「Rocket Man」、音響系ジャズユニット「tRAP」 を結成し都内クラブ、バー等での活動が中心となり、アルバム「The Fine Music/tRAP」(360。 records) をリリースする。1999年 日比谷野外音楽堂にて加藤登紀子コンサートのオープニングアクト、ゆらゆら帝国「めまい」に参加。2005年5月 オランダのコンテンポラリーダンサー・マイケル シューマッハとのコラボレーションでは、水を使うなどトランペット奏法の枠を越えた独創的な演奏で好評を博す。2019年アルバム「Bucci’s Brew Project」を発売。

シンヤB / Shinya B
写真家、教育家、ドラマトゥルク。高校からアメリカで暮らし始め、通信社で働いた後、米国の美術大学にて写真の修士号(MFA)を取得。帰国後、テンプル大学ジャパンキャンパスにアート専攻を新設することを提案し、学科の立ち上げを行う。現在は、テンプル大学と昭和女子大学による日米グローバルキャンパスにて、「人間の行動と写真表現」「コミュニティアート」などを教えている。近年の写真展に、「作例 — よくある質問と消えていく写真の言葉 (2022年 Place M)」「Self and Ghosts (2025年 世田谷美術館)」があり、ドラマトゥルク参加の舞台作品に「T/IT: 不寛容について (2017年 京都芸術センター、2022年 茅野市民会館)」がある。音楽活動としては、福岡ユタカのユニット Yen Calling にVJとして参加していたことで知られる。山中透との音楽活動は、20年目を迎えた。https://shinyab.com/

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